2014年 03月 23日

『やさしい器』シリーズ

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奈良市高畑町 ギャラリー空櫁さんで個展開催中ですが、今回初めての試み『やさしい器』も展示させて頂いています。

やさしい器は、からだに合う食器で楽しい食事の時間を過ごしてほしい、私の片麻痺の体験から生まれた器です。

介護用の器というイメージより、普段使いの器に工夫を取り入れたデザインにしています。

まだまだ始めたばかりなので、これから改良点等も出てくると思います。

この機会に沢山の方のご意見ご感想をお聞かせ頂けると幸いです。



『やさしい器シリーズをつくりだすきっかけ』


自分自身が半身麻痺という経験をし、入院中使っていたプラスチックのカップでは味気ないだろうと、夫が自作のマグカップを持ってきてくれ、その時に久しぶりにお茶の味を思い出した事がありました。

器の持つ力に驚き、この経験を何かに生かしていければと感じました。


手や指に不自由さを感じる方は、片手で食事をされる事が多くなります。
器の安定感やわずかな返しが食事の際に役立ち、こぼす事が無くなれば、ゆっくり食事を楽しむ事が出来きます。

そしてそれはまだ成長途中の子どもにも役に立つのではないかと思いました。

子どもも一人でご飯を食べられる事は自信につながり、自分のお椀という実感も生まれ、食への関心も育まれるのではないかなと。


からだに合う食器で家族みんなで食卓を囲む、それが何よりの幸せ。

やさしい器でその幸せを感じる方がもしおられたら、私の経験もまた1つ意味を頂けるような気がしています。
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by chirotoko | 2014-03-23 13:04 | 陶芸


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